私たちがFXを始める場合、日本国内はもとより海外にも多数あるFX会社の口座を開設すつ必要があります。
もっとも、FXの場合は新NISAの一口座のみとは異なり、自分の好きなだけ口座を開設する事が可能です。
ただ、あまり多くのFX会社に口座を開設してしまうと、その後の管理が大変なので、ある程度は絞った方が良いです。
しかし、FX初心者の場合、国内のFX会社と海外のFX会社の違いが分からず、口座開設が出来ないという人がいます。
そこで、当記事では国内FX会社と海外FX会社との主な違いについて解説します。
現在、この両者の違いが分からず、どちらのFX会社に口座を開設したら良いのか?迷っているという人は、是非最後まで読んで下さい。
国内FX会社と海外FX会社の主な違
ここからは、国内FX会社と海外FX会社との主な違いについて解説していきます。
ちなみに、この両者の主な違いには下記のものがあります。
- レバレッジの違い
- スプレッドの違い
- ロスカットシステムの違い
レバレッジの違い
FXを行っている人で知らない人はいないと思われるレバレッジ。
国内のFX会社では、現在最大レバレッジが25倍となっています。
この最大レバレッジですが、十年以上前であればレバレッジ100倍や200倍など、それこそFXで一攫千金が狙えた時代もありました。
ただ、この高いレバレッジでFXを行った結果、大きな損失を出してしまう人が増加してしまいました。
そこで、この事態を重くみた金融庁が、国内のFX会社の最大レバレッジの規制に乗り出し、その結果現在では最大レバレッジが25倍となっています。
これに対して、海外のFX会社の場合、日本の金融庁の管轄外となっているため、最大レバレッジ25倍の規制は受けません。
そのため、海外FX会社の最大レバレッジは、以前の国内FX会社のレバレッジと同様、またはそれ以上となっています。
最大レバレッジ100倍や200倍は当たり前、中には888倍や1,000倍を超えるFX会社もあります。
このように、国内FX会社と海外FX会社では最大レバレッジに大きな差があるため、FXで一攫千金を狙う場合には、海外FX会社がおすすめです。
スプレッドの違い
このスプレッドですが、簡単に言えばFXを行う場合の手数料の事です。
FX会社にとっては、このスプレッドも重要な収入源の一つとなっています。
そして、国内FX会社の場合、このスプレッドは原則固定方式を採用している会社が多くなっています。
原則固定=いつでも同じスプレッドで取引出来るため、利益の計算がしやすいです。
これに対して、海外FX会社の場合には、原則固定ではなく変動制を採用している会社が多くなっています。
スプレッドが変動するという事は、利益が出たと思ってもいざ取引結果を確認してみると、スプレッドが動いたおかげで損失になっていたという事態も起こり得ます。
特に、短期間で取引を繰り返すスキャルピングにおいては、変動するスプレッドは致命的とも言えます。
そのため、FXで主にスキャルピングを行っている人は、国内FX会社をおすすめします。
ロスカットシステムの違い
このロスカットですが、FX会社に開設したマイ口座内の証拠金残高が一定の水準以下になると強制決済が発動する、FX特有のシステムの事です。
そして、ロスカットが発動した場合、それ以上損失が増える事が無いため、一定の水準まで顧客の資産は守られます。
ただ、FXでは急に大きな為替変動が起きる事があり、その結果FX会社のロスカットシステムがうまく作動しない場合があります。
ロスカットがうまく作動しないという事は、顧客の証拠金残高が一定の水準以下になる=損失が拡大する可能性があります。
また、FX会社のロスカットがうまく作動しなかった場合において損失が拡大した場合、それは免責事項になっているため損失が補填されません。
つまり、この損失分については、顧客が負担する事になるのです。
これに対して、海外FX会社ではこのような場合でも、FX会社が損失分を補填してくれるゼロカットシステムを採用している会社が多くなっています。
正常にロスカットシステムが作動しなかった場合でも、FX会社がその損失分を補填してくれるため、基本的に証拠金以上の損失が発生する事が無いです。
そのため、ロスカット以上の損失を自分で補填したくないという人は、ゼロカットシステムを採用している海外FX会社がおすすめです。
まとめ
国内FX会社と海外FX会社のどちらに口座を開設したら良いのか?迷っている人は多いと思います。
そして、国内FX会社と海外FX会社とでは、『レバレッジ』『スプレッド』『ロスカットシステム』などに違いがあります。
そのため、これらの違いについて十分把握した上で、自分には国内・海外どちらのFX会社が向いているのか?検討する必要があります。
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