金融取引商品の代表格と言えば、この株式取引になります。
その歴史は古く、日本初の証券取引所が誕生したのが1878年の5月となっています。
現在2024年ですから、かれこれ145年も前に証券取引所が生まれていた事になります。
そんな株式取引ですが、老後の資金確保のための方法として人気が高くなっています。
ただ、中には株式取引は何だか難しそうだから躊躇しているという人もいます。
そこで、当記事では株式取引とは?そのメリットやデメリットについて解説します。
現在、株式取引に興味があるものの、メリットやデメリットが分からず始める事が出来ないという人は、是非最後まで読んで下さい。
株式取引とは?
この株式取引ですが、その名の通り株式会社が発行している株式を取引する事になります。
ちなみに、この株式ですが、株式会社が自社資金調達のため、他社や個人投資家向けに発行しているものです。
そして、この発行された株式を購入=保有する事により、その会社の出資者になれます。
会社の出資者になるという事は、株主総会などに参加する事により、その会社の経営にも参画する事が可能です。
また、株式を保有する事により、その会社の決算で利益が出た場合、一定割合にて配当金を受け取る事が可能です。
そこで、株式取引に話を戻しますが、株式が上場されている金融商品取引所にて株式を取引する事になります。
ただ、私たち投資家が直接金融商品取引所で取引することは出来ないため、各証券会社に口座を開設して取引する事になります。
また、この金融商品取引所ですが、『東京証券取引所』『大阪取引所』など、現在日本国内に5ヶ所あり、これらの証券取引所に上場されている株式を『上場株式』と呼んでいます。
一方で、これらの証券取引所に上場されていない株式を『非公開株式』と呼んでいます。
株式取引のメリットについて
ここでは、株式取引のメリットについて解説します。
ちなみに、主なメリットには下記のものがあります。
- キャピタルゲイン
- インカムゲイン
- 株主優待
キャピタルゲイン
このキャピタルゲインとは、簡単に言えば株価の値上がり益の事です。
株式相場は日々変動しており、株価が上昇または下落しながら推移していきます。
特に、今後の業績アップが期待できる会社は、その買い手が多くなり結果株価が上昇する可能性があります。
そして、保有している株式の株価が購入時よりも上昇した場合、購入時の価格からの上昇分を利益として受け取る事が出来ます。
このキャピタルゲインは、株式取引においてもっとも大きなメリットと言えます。
インカムゲイン
このインカムゲインとは、株主配当金の事です。
株式会社では毎年決算を行っており、この決算の結果利益が出た場合、その利益の一部を配当金として株主に分配されるケースがあります。
ただ、この配当金は、利益が出れば必ず出るという訳ではなく、配当金の有無はあくまで会社の判断によります。
そのため、中には配当金が無い会社もあるため、インカムゲインが目的の場合、あらかじめ調べておく必要があります。
株主優待
この株主優待とは、株式保有者に対して自社の商品や各種サービスを提供する仕組みの事です。
例えば、自社で運営しているテーマパークで使える割引優待券、鉄道の割引券などがこれに該当します。
ただ、先程のインカムゲインと同様で、この株主優待も実施していない会社があるため、これが目的の場合にはあらかじめ調べておく必要があります。
株式取引のデメリットについて
ここでは、株式取引のデメリットについて解説します。
ちなみに、主なデメリットには下記のものがあります。
- 損失リスク
- 一定の資金が必要
損失リスク
株式取引は、金融取引商品のため、そこには一定のリスクがあります。
保有している株式の価格が、購入時よりも下落した場合、損失が発生します。
また、保有している株式の会社が倒産した場合、株式の価値が無くなるため、やはり損失が出てしまいます。
そのため、株式取引を行う場合、損失が出る可能性があるという事を理解しておく必要があります。
一定の資金が必要
株式を購入するという事は、当然ですが一定の資金が必要になります。
もっとも、近年ではミニ株と呼ばれている、小資金でも購入可能な株式もあります。
ただ、ミニ株の場合は、小資金でも購入可能ですが、利益も少なくなります。
そのため、株式取引で稼ぎたい場合には、ある程度の資金が必要になります。
まとめ
株式取引は、手持ちの資金を増やす事が可能な金融取引商品です。
また、株主優待などにより、会社の関連施設などをお得に利用する事が可能です。
ただ、損失リスクや一定の資金が必要になるという事は頭の中に入れておく必要があります。
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